2012年1月3日火曜日

2011年間MIPは荒掘謙次#24選手

 「しゅりんぷと横浜FC」主催、MIP投票所「一節一票(笑)」で、2011シーズンのMIPは荒掘謙次(あらぼり・けんじ)#24選手が受賞となりました。投票総数279票。皆様のたくさんの投票ありがとうございました。
 1位の荒掘謙次(あらぼり・けんじ)#6選手は、同志社大学から新加入し、30試合2,178分に出場し3得点の実績でした。今期2試合目となった8節・鳥栖戦に右サイトバックとしての途中出場で公式戦デビューを果たし、キレのあるプレーを披露。次の9節・湘南戦には先発し、開始直後の1分に右サイドを切り裂いて、湘南の出端を挫く先制ゴールを決めてサポを魅了してくれました。9月3日の4節・北九州戦の9分には、スカパー!のJ2第4節ベストゴールにも選ばれた華麗なコンビネーションによるダイレクトパスからの股抜きゴールを決めるなど、記憶に残るプレーで活躍してくれました。しかし、12月26日に来季のJ2栃木への完全移籍が発表されています。
 2位となった佐藤謙介(さとう・けんすけ)#23選手は、中央大学から新加入し、32試合2,056分に出場。素晴らしい攻撃センスや高い技術を持ちながら、当たり負けしてしまう体の線の細さと、累計警告処分7(うち1試合2警告1回)と不必要な警告を受けてしまう気の短さが目に付きましたが、第6節・FC東京戦では、4-1-4-1のアンカーとして起用され、献身的な守備と前線への効果的な縦パスでチームの中心として魅せてくれました。この日のようなパフォーマンスが安定して出せるのであればチームの中心として君臨する日も近いと思わせる奮闘ぶりだったと思います。12月21日には、契約更新も発表され、来季もっとも期待される選手のひとりになることでしょう。
 3位となった、マリノスから期限付き移籍加入した藤田優人(ふじた・まさと)#39選手は、34試合3,060分に出場し、2得点と中心選手として活躍。本職のボランチ、右サイドバックのみならず、怪我人続出のためセンターバックでの起用もありました。特徴であるスタミナとスピードでチームを献身的に支えてくれました。彼のがんばりがなければ、今季の成績はもっと酷い結果になっていたかもしれません。残念ながら期限付き移籍期間満了が既に発表され、来季はJ1チャンピオンのJ1柏でプレーすることになっています。
 横浜FCは、2年目の岸野靖之監督のもと、J2優勝での優勝を目標としてスローガン「結戦」を掲げ、積極的な補強してシーズンに臨みましたが、11勝19敗8分という成績でシーズンを終えました。期待を大きく裏切る結果でしたが、過去何度も行われてきた「一からの出直し」ではなく、チームは岸野監督の契約を更新し「継続」を選択しました。荒掘#24と藤田優#39だけでなく、寺田#17、宮崎#16、西田#18がチームを離れる中、なかなか伝わってこない来季の編成も含め不安なことは多いですが、11シーズンの「反省」をしっかりした上で、チームの建て直しをして欲しいです。そして、もう一度、06シーズンのように横浜FCに関わるすべての人々が一丸となって、12シーズンこそJ2優勝で昇格を成し遂げましょう。
 なお、当投票では、対象選手が「出場選手」に限られていること、MVPではなくMIPで「もっとも印象に残った選手」という曖昧な基準のため投票者に様々な解釈ができるようになっていますので、実際の選手の貢献度やパフォーマンスを評価するものではありません。年間コンスタントに出場すること、熱狂的なファンがいること、ゴールを決める(決めさせない)こと等、が得票の大きな要素になり、いぶし銀の活躍をしている選手や、出場機会が少なくても素晴らしいプレーをしている選手の得票が比較的少なくなる傾向は否めません。ただ、プロの選手として、応援している人々の「印象に残る」ということは、とても素晴らしいことだと考えます。来年もシーズン開幕からMIP投票を再開しますので、是非、皆様ご協力の程よろしくお願いいたしますm(_ _)m。 →2011年年間MIP

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