2005年11月9日水曜日

天皇杯4回戦・宿敵大黒将志を追い詰めた熱戦

051109  第85回天皇杯4節、横浜FCは、J1ガンバ大阪と万博記念競技場で対戦、3-3(前半:1-0、後半:1-2、延長前半:1-0、延長後半:0-1)で決着が着かず、PK戦へ突入し、6-7で惜敗しました。福岡戦の良い流れを更に進化させた横浜FCは、J1一位のガンバ相手に、個々の選手たちが高いモチベーションを持って、運動量でも技術でも1対1でも勝るとも劣らないプレーで魅せてくれました。攻撃的なガンバが相手だったからこそ、守備をコンパクトに保ち、積極的なプレスからボールを奪取して、すばやく前線に楔のパスを入れ、それをフォローした選手からスペースに走りこんだ選手へスルーパスを出し、相手の裏に抜け出しゴールという形を何度も出すことができたと思います。19分の内田#10のゴールは、左サイドを抜け出し、左サイドの角度のないところから強引に決めた素晴らしいシュートでした。52分の2点目は久保田#20のコーナーキックからのヘディングシュート。シドニーFCに期限付き移籍した三浦知#11のポジションを受け継いだルーキーは、前線からプレスを続け、チャンスメイクに徹していました。ゴリゴリと突破しシュートを打つのが持ち味の彼にしては、少々物足りない面もありましたが、チーム戦術の中で労を惜しまずハードワークしていたご褒美のゴールだったのだと思います。直後の54分に1点差に詰められながらも集中して対応します。ところが、勝利目前のロスタイムの89分に、ゴールしたのは後半から途中出場した宿敵・大黒将志でした。2-2のまま延長になって先制したのは横浜FC。73分から途中出場した貞富#29のクロスを、59分から途中出場した小野信#18が頭でねじ込み2度目の度勝ち越し。しかし、またもや延長後半ロスタイムに、大黒将志のスルーパスから失点し同点に追いつかれてしまいます。PK戦では、小山#1が、7人目のキッカーで、3点目をあげた三木のシュートをはじき出すスーパーセーブを見せますが、トゥイード#4、高田#32を松代に止められ3回目の逆転で惜敗です。ただ、とにかく素晴らしい内容の試合でした。

出場選手:
GK 小山#1
DF 小野智#7
DF トゥイード#4
DF 早川#5
DF 中島#27
MF 北村#17 >>> 87分 FW高田#32
MF 内田#10 >>>59分 MF 小野信#18
MF 山口#30
MF 吉武#8
FW 久保田#11 >>> 77分 MF 貞富#29
FW 城#9

リザーブ:菅野#21、坂井#15

得点:19分 内田#10、52分 久保田#20、94分 小野信#18

警告:51分 山口#30
退場:なし

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