2011年12月26日月曜日

剛の決断

 横浜FCは、西田剛(にしだ・ごう)#18選手が、同じJ2でチーム統括部長に神野卓哉氏が就任した「アビスパ福岡へ完全移籍することが決定」したと発表した。09年に阪南大学から新加入した西田#18は、高い身体能力を持ちつつ「気持ちを全面に出してチームの勝利の為にファイトできる」ストライカー。明るい性格で、サポにもこよなく愛された。09年第1節・湘南戦の72分から途中出場、その89分にゴールを頭で決め鮮烈なJデビューを果たし、初先発の同18節・愛媛戦では、9分にヘッドでファインゴール、41節・熊本戦でもロスタイムに劇的な同点ヘッドを決めるなど、ルーキーながらFWの軸として44試合3,032分に出場し4得点の実績だった。岸野監督を迎えた10年は、大黒将志とのコンビを確立しゴールを量産(年間7ゴール)したが、大黒が移籍しカイオ#10が加入すると次第に出場機会が減少。なかなか同時に起用されなかったが、難波宏明#9とのコンビは秀逸で、カイオ#10の出場停止処分で先発のチャンスを得た31節・千葉戦の43分には、43分に左サイドの深い位置からの難波#9のセンターリングを高い打点から右ゴールポストの内側に当てる素晴らしいゴールで魅せてくれた。しかし、FWとして先発の座を奪い取るにはいたらず、サイドハーフでも起用され、29試合1,551分の出場にとどまった。今季は、藤田祥#25の加入もあり、さらに出場機会が減少。6月19日の17節・千葉戦と18節・京都戦では、2試合連続のカイオ#10の同点弾を得意のヘッドで演出するなど熱いプレーで魅せてくれたが、10年と同様に途中出場や右サイドハーフとしての起用が続いた。9月21日の練習中に右足第五中足骨骨折で全治4ヶ月の怪我をしてしまい、19試合804分に出場し2得点の実績だった。西田#18は、ご本人のブログで、出場機会を求め、新しい環境で挑戦するための移籍であると告白。「移籍したからには必ず成長した姿を皆さんに見したい」と決意を語った。剛、来期一緒に戦えないのがとても辛いです。新天地で横浜FC戦以外での活躍をお祈りしております。 →オフィシャルサイト/西田剛オフィシャルブログ「剛る!GOAL!」

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