2000年10月29日日曜日

October 29, 2000

2年前、誰か知らない人の都合で、愛するチームを失った。その愛するチームは私達のものの様に見えて、実は、私達のものでは、なかったのだ。そして、新しいチームが生まれた。沢山の人々の力と、沢山の人々の心が、奇跡的に、新しいチームを生んだ。この新しく生まれたチームは沢山の人々のものだった。ところが、沢山のひとのなかでは、「生もう」という気持ちは、同じだったが、「育てよう」という気持ちは、それぞれだった。生まれる前から支えてくれた人、生まれた後から支えてくれた人、早く育てたい人、じっくりと育てたい人、ただ見守りたい人、すべてに関わりたい人。沢山の人の、様々な気持ちが、この新しいチームに注がれた。チームは成長した。素晴らしい結果を2年続けて実現した。沢山の人々の期待に応えたのだ。沢山の人々は喜び、感謝した。そして、今、沢山の人は、自問する。「この愛するチームは、私達のものなのだろうか」と。沢山の人のうち、ひとりは満足し、ひとりは恐怖した。これからも沢山の人は、悩みつづけるだろう、愛するチームがある限り。沢山の人は、もう「私達」ではないのだから。ただひとつ言えるのは、沢山の人の誰でもない誰かのために、愛するチームを再び奪われるのは、決して許さない。許してはならない。

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